時代劇・時代小説

2016年12月27日 (火)

忠臣蔵

忠臣蔵、本伝外伝、文字映像数多ありますが、本伝の映像化でいっとう好きなのは、やっぱり1962年の東映作品です。
雑念?無しに作り込まれているのが、よくわかります。「雑念」というのは、変な新解釈とか、奇を衒った設定、といったところですが。
大石内蔵助役の松本白鸚さん(八代目松本幸四郎さん)も、さすがの貫禄。

しかしまあ、みんな、忠臣蔵が好きなんですねぇ。劇中でも、みんなで寄ってたかって、仇討へと煽ること煽ること。

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2016年3月 4日 (金)

『腕におぼえあり』

時代劇専門チャンネル」で、随分以前のNHKの時代劇『腕におぼえあり』が放映されてます。藤沢周平の『用心棒日月抄 』シリーズなどが原作ですね。

非常にうれしいhappy02

確か、あれが一つのきっかけになったのか、以降、藤沢周平作品が映像化されることが多くなったような気もします。本作自体も、立て続けに続編が制作された筈。
第1回あたりこそ、少し変な映像効果が挿入されたりもしていましたが(大原誠さんの趣味かな?)、それを除けば演出も良く、もちろん、レギュラー出演者は選り抜き(主人公・青江又八郎を演ずるのは村上弘明lovely)、各回のゲスト出演者も粒揃い。

そして。
音楽もよろしい。
オープニングテーマだけでなく、劇中音楽も近藤等則が担当。これがかっちょいいんですなぁconfident
この頃、彼は確か、CMの音楽にも起用されてましたが、この時代劇の音楽を担当したこともあって、一般的知名度が一気に上がったのではないでしょうか。
何せ当時、母親(ジャス系の音楽など聴くような人間では断じてない)が近藤等則のアルバムを購入したくらいですから。

しばらくはこれで、帰宅後のささやかな愉しみが出来ました。

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2013年6月 1日 (土)

吉右衛門さんはカッコいいなあ!

昨日は、久しぶりに1時間だけ時間休をとって早退しました。

その1。2ヶ月ぶりに床屋へ行きました。近所の格安床屋ですが、親父さんの腕が良くて、私の厄介な髪(ストレートだけど放射状に伸びてボリュームが出過ぎる)を上手く処理してくれるので、ここ数年ずっとお世話になってます。
儲かっているのかな、最近綺麗に改装された上、昨日行ったらチケットの自販機が設置されてました。

その2。TVで「鬼平犯科帳」のスペシャル版があったので、もともと早退せずとも残業はしないつもりでした。
出演者の皆さん、歳をとりましたね。でも、中村吉右衛門さんの魅力は全く色褪せていません。ホント、カッコいいです。もちろん、ドラマとしての魅力は原作の素晴らしさに負うところ大なのですが、吉右衛門さんをはじめとする出演者の良さが見応えに繋がっていることを否定する方はいないでしょう。

昨日は吉右衛門さんvs中村嘉津雄さんという、スペシャル版ならではの豪華な顔合わせで、たっぷり楽しむことができました。そのうち、時代劇チャンネルあたりで再放送があるでしょうから、その時は必ず録画しよう…

ところで、これ書いている今、NHK-BSでは「大岡越前」放送中です。私自身は、単純勧善懲悪ものをあまり好まないのですが、このリメイク版は、オリジナルに負けないキャスティングだと思っています。東山紀之、なかなかイイ味を出してますよ。

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2012年1月 8日 (日)

『平清盛』スタート!

NHKがかなりしつこく予告編を流していたので、ついつい視てしまいました。

幼くして「自分は一体誰の子なのか?」と自らのアイデンティティを疑わざるを得ない境遇、という設定は良いですね。混沌の青年期を早くも暗示しています。

大河ドラマで平氏が主人公になるのは久々でしょうか。もしかして、『新平家物語』以来?
おっ、と思わせるところもありますね。例えば、「海」との関わりの深さです。まあ、これについては私ごときがしゃべくるより、故網野善彦先生の諸作にお任せします。

もっとも、私が一番期待していたのは、実を云うと「音楽」です。予告編のバックに流れていたのは、アレンジを加えられていますが、紛れもなくエマーソン・レイク&パーマーの「タルカス」でした('70年代ロック年寄り必聴)。もしや、この曲がテーマ?…ではなかったですけど、「挿入歌」としてクレジットされていましたね。へー、と思っていたら、音楽を担当する吉松隆さんが既に、東フィルを使ってクラシック化してるのを知りました。

舘野泉さんのピアノも印象的で、かなり音楽に拘った造りだと思います。
次回以降が楽しみです。

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2010年5月23日 (日)

刀と万年筆

池波正太郎作『剣客商売』シリーズは、所謂剣豪小説ではありませんが、当然のことながら主人公である秋山父子が剣を揮う場面は多く、そこはディテールにこだわる池波先生のこと、彼らがどんな刀を使っているかもちょくちょく記述されています。

父・秋山小兵衛は名人と呼ばれるだけあって、大事が無い限り脇差だけのことが多いのですが、初期には堀川国弘、後には波平安国(剣友・横川彦五郎の形見)がよく登場します。大刀を使う場合は、藤原国助が多いですが、たまに粟田口国綱のこともあります。

息子・秋山大治郎の大刀は、井上真改も登場しますが、備前兼光(これも横川彦五郎の形見)が多いようです。脇差に言及があることは少ないのですが、父・小兵衛が使っていた堀川国弘を譲り受けて以来、これを愛用しているようです。

ちなみに『鬼平犯科帳』の長谷川平蔵の大刀はどうかと申しますと、登場回数が多いと思われるのは、井上真改か、粟田口国綱(父親の形見)ですね。

…な~んて書いても、刀剣類には全く無知ですので、銘刀らしいということ以外、何一つ判りませんです(^^;。ちょっとマニアぶってみました。

ところで。
私は万年筆を20本ほど所有しています。\1,000のシェーファー・ノンナンセンス2本まで含めてですけど。当然のことながら、「そんなに沢山持っていてどうする」とか「コレクターですね」と言われることは多いです。
でも、私にとって万年筆は実用品です。プロの物書きではありませんが、日常生活で使っています。

3~6ヶ月に1回、インクを抜いて定期洗浄中のものを除いて、ほぼ全ての万年筆にインクが充填され、いつでも書ける状態になっています。
20本も持っていますが、全て異なる字幅・タッチをもっており、入っているインクも10種類以上、文字どおり色々です。

日記を書くときは、気分によって違う色のインクを使いたいので、1週間で10本くらいは手にすることになります。

仕事のときは、平時でしたら取り出してすぐに書けるように嵌合式キャップのシェーファー・レガシー・ヘリテージかウォーターマン・カレン、時にはパイロット・キャップレスです。
長時間にわたる会議のある日は、
(今日は高速筆記になる…)
と思えば、絶対にインク切れを起こさない「現代の名工」長原宣義先生のセーラー・プロフィット21・エンペラー長刀、最も大量にインクが出るペリカンM805、筆記角度に対する許容度が最も高い「フルハルター」の森山さんにチューンしていただいたモンブラン146あたりが、ポケットに差し込まれます。
「脇差」は、ゼブラ・シャーボTX10が多いですが、たまにロットリング・マルチペンのこともあります。

24本差しのペンケースを開けて、使う万年筆を選ぶときは、
(昔の剣客も真剣での立ち合いの朝には…)
などと妄想してしまいます。

「万年筆黄金時代は遠い昔なれど、事務屋の魂は、やはりペン」。

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2010年5月16日 (日)

『剣客商売』シリーズ一気読み

私の場合、CDを聴くのも本を読むのも、芋蔓式のところがあります。『編笠十兵衛』を読み終わって本棚にしまおうとしたら、隣に同じく池波正太郎作の『剣客商売』シリーズの文庫本が並んでいました。
(そういえば、買ってから、中途半端にしか読んでいない…)
ことを思い出しました。

←現在発売されているのは多分、新装版で字が大き目でしょう。

10年ほど前、ちょうど8chが藤田まこと主演版を放映していた頃に、本編全16巻を一気買いしたのですが、各巻を見てみるとスピン(紐しおり。新潮文庫にはスピンが付いています)が本文の最後に挟まっているものは1冊もありませんでした。つまり、通読した巻は無いということです(通読した本なら、スピンを本文の最終頁に挟むのが私の癖です)。まして、2回以上読んだ巻も無い筈でした。
(よし!)
と勢い込んで、睡眠時間も惜しんで、7日かけて全16巻を一気に読んだので、さすがに昼間は眠くて、居眠狂四郎になってしまいそうでしたけど…

私の身にはこの10年余り、色々なことがあって、そのくせ仕事は忙しく、その上、昨春に転勤してからは仕事の量こそ減ったものの、仕事がどうも自分に合わず、かなり精神的な負担になっていたのですが、『剣客商売』を読み終えて、少し心が安らぐ自分を感じています。

それはきっと、作品の通底に流れている、人間は矛盾に満ちた生き物であるという、作者の考え方が腑に落ちたからではないかと思います。
多分、10年前の自分であれば、これほど「感じる」ものは無かったのではないでしょうか(だから、中途半端にしか読まなかったのでしょう)。

各巻の「解説」で常盤新平さんも書いていらっしゃいますが、全16巻の前半は「秋山ファミリー」の和気藹々、intimateな雰囲気が横溢しているのですが、後半になると池波さんの心身の状態を反映してのものか、翳りのあるストーリーが多くなります。最終巻の『浮沈』になりますと、私のような鈍感な者にも死の匂いが濃厚に感じられて、痛ましいくらいの思いになりました…

人間はいつか死ぬ。明日死ぬかも知れない。
だから、矛盾だらけの自分のありのままを受け入れて、今日を一所懸命に生きよう。

単細胞ですが、そんなふうに思うのです。

池波さんが67歳で急逝されてちょうど20年になります。そういえば、いつの間にか、父は古稀を迎え、母ももうすぐ67歳になります。
最近、両親の顔を見ていません。
たまには、大治郎のように両親の家を訪れて、美味いものを食べさせてもらおうかな。残念ながら、私には「佐々木三冬」はいませんけどね(^^;

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2010年5月10日 (月)

『編笠十兵衛』発見!

土曜日に少し念を入れて掃除をしたら、消えていた『編笠十兵衛』の文庫本が出て来ました!

←現行版の表紙画は著者自筆です。

私は気に入った本を再読する「癖」があるのですが、この本に関しては1回しか読んでおらず、細部の記憶が残っていなかったこともあって、土曜日の夜に上下2冊一気に楽しく読んでしまいました(読み終わったら朝になっていました)。

「裏忠臣蔵」ではあるのですが、主人公・月森十兵衛とその「親分」中根正冬にとっては、赤穂浪士による仇討ちをサポートするというのは、あくまで「御政道の歪み」を正す手段、という少し突き放した設定なんですね。ただ、十兵衛愛用の脇差は、在りし日の浅野内匠頭から直々に拝領したものだったりして、池波先生、十兵衛が赤穂浪士にシンパシーを感じているであろうことを暗示してますけど。

「時代劇専門チャンネル」で放送中のTVドラマの方も、十兵衛役の高橋英樹が持つ洒脱な面を殆ど出させていないハードボイルドな造作で、かなりの緊張感が横溢しています。

余談ですが、登場する食べ物はかなり質素です。時代設定が元禄なので、田沼時代(『剣客商売』)や「寛政の改革」の頃(『鬼平犯科帳』)のように、外食が普及していないということのようです。

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2010年5月 4日 (火)

寝連休

所帯持ちの皆さんはこの連休、家族サービスに勤しんでお疲れのことと思います。
配偶者も子も無い私は、寝正月ならぬ寝連休で、晴読雨読(雨は降っていませんが)を満喫しています。

積ん読になっていた日本近現代史に関する本を読み、読み疲れたら昼寝して、お腹が空いたらコンビニへ行き…おっと、体重の増加には気をつけなければなりません。夕食はDHCのダイエット・プロテイン・リゾットですよ。

折りも折り、CSの「時代劇専門チャンネル」では『編笠十兵衛』が始まりました。高橋英樹が剛剣を振るって、赤穂浪士を陰で支える「裏忠臣蔵」です。一等良いのは、テーマ曲が恰好いいことです。音楽を担当したのは、ガンダム等々アニメ作品の音楽も数多手掛けた渡辺岳夫です。

『編笠十兵衛』は20年以上前に再放送を視て、即刻本屋へ行って池波正太郎の原作文庫本を買い一晩で読んだ記憶があるのですが(多分、池波正太郎の作品を買って読んだのはこれが初めて)、引越のどさくさで消えたままになっています。
本当は寝連休などではなく、こんなふうに消えてしまった本やCDを探した方がいいんでしょうけどね…

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2010年4月24日 (土)

鎌倉時代って、こんなに暗い?

今、CSの「時代劇専門チャンネル」で、'79年のNHK大河ドラマ『草燃える』を放映していて、平日の毎日視てます。番組紹介等では、主演は石坂浩二(源頼朝役)とクレジットされていますが、頼朝が登場するのは全51話の半分過ぎまでで、実質的な主演は岩下志麻(北条政子役)ですね。

NHKでの放映当時、私は小学生でしたが、物語の前半、源頼朝が亡くなるところまでは記憶がかなり鮮やかです。ある種のサクセス・ストーリーであり、解り易かったからでしょう。

ところが、後半に関しては、ほとんど記憶に残っていませんでした。後半のキー・パーソンと思われるのは、第2代執権・北条義時(松平健)で、快活な青年だった彼が次第に冷徹な策謀家に変貌していくのも見ものなのですが、これすらも記憶が薄れています。

頼朝亡き後の鎌倉幕府の発展は、将軍を骨抜きにして(第2代将軍・源頼家は廃位・幽閉の末に暗殺)、確固たる実権を握ろうとする北条家が、有力な豪族的御家人を謀略で次々と潰していくプロセスであり、TVの方も謀略謀略また謀略という感じで、正直なところ、救いの無いストーリー展開で気持ちが暗くなってしまうくらいです。
多分、この謀略まみれのストーリーは、小学生の私には理解出来ず、故に記憶も薄いのだろうと思います。

TVは承久の乱でフィナーレとなりますが、その後も暗い時代が続いたように思います。

鎌倉時代中~後期に関する私のネタ出処は、網野善彦先生の『蒙古襲来―転換する社会』ですが、これを読んでも、北条時頼が実権を握っていた頃を除けば内憂外患の連続、北条家に匹敵する勢力を築き、「鎌倉殿御家人」の復権を画した安達泰盛は志半ばで謀殺され、以後は得宗(北条家嫡流)御内人の専横が鎌倉幕府倒壊まで続きます。
現代まで尾を引く社会的差別もこの時代に起源を求めることができるようですから、史実を更に脚色したTVドラマが暗くなるのも道理ということでしょうか。

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2009年1月 1日 (木)

八代目幸四郎さんの「忠臣蔵」

昨日も早く目覚めてしまい、ええいもうなるようにしかならんとばかりに、コーヒーを飲んだりしているうちに、CSで八代目幸四郎が大石内蔵助を演じた「忠臣蔵」を通しで視てしまった。

これ長いんだよね、CM等なしで3時間半。過去に何回もTV放映されているが、ノーカットで視たのは今回が初めてかも知れない。

制作は松竹じゃなくて東宝です。なので、浅野内匠頭を加山雄三が演じているのをはじめとして、東宝オールスターズの観あり。

プロデューサーはきっと、相当のこだわり屋なのだろう、スペクタクルとしてのリアリティは素晴らしいものがある。某「大江戸捜査網」などと違って、刀と刀がぶつかりあっても、変な効果音はない。

あれはいつ頃のことだろう。親と一緒にTVで視た記憶がある。討ち入りの場面で、大石が采配を振るうと、「パシッ、パシッ」というSEが入るのだが、父だったか母だったか、本物の采配は革で出来ているので、本来はああいう音がするのだと、教えてくれた。以来、時代劇の中で采配を振るう場面で、「バサ、バサ」などというSEが入ると、興醒めするようになってしまった。

池波正太郎が鬼平のイメージを仮託したと云われるだけあって、幸四郎さんはホントにかっこいい。

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