正気ではない。
まあまあ、三菱自動車がまたやらかしたとか。
「スンマセン、測り直します」って言って、その測り直し方がおかしかったってんだから、重症どころか御臨終でしょう。実際、御臨終と相成ったんですが。
スズキの「不正」は、手間暇を惜しんだだけだと見えますが、三菱は手間暇を惜しまず、「いいデータ」を取っていたのですから、ひどいものです。
今回バレた分でも、試行3回の平均値を採用する数値を、何と試行70回くらいの上位3点の平均値にしちまったというのは、データの捏造と決めつけてもいいです。70回の上位3点、というのは、統計学的には、少なくとも上位2点は異常値として排除・棄却されて然るべきであり、悪意満点です。悪意がなかったとしたら、技術者或いはモノづくり企業として無知・非常識の極みでしょう。
まずかったのは軽だけで、登録車(普通車)は問題無い、許容誤差の範囲内だ、個体差だ、と強弁してたのも、これで終いです。だいたい、個体差は大きいけど許容誤差ギリギリですというのは、品質管理はユルいです、と自ら公言してるようなもので、恥知らずと言わざるを得ない。
それから、事ここに至っては、車種の如何に関わらず、補償等なされるべきです。他メーカーの車に即刻乗り換えたいと思っても、この状況では下取り価格がいよいよ下落するでしょうから、オーナーの責に帰せざる=三菱の責に帰すべき、余計な出費を強いられる訳です。
モノづくりに長けてる民族だの何だの、自慰的な虚構ですね。
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