先日、両親に誘われて富士五湖方面へドライヴに出かけまして、静岡県富士宮市にある「鱒の家」というところで昼食を摂りました。
ここはその名のとおり、ニジマス尽くしの料理が売りのお店で、近くには県立の養鱒場もあるそうです。
現在、ニジマスは富士宮市の「市の魚」になっているとの由ですが、制定されるに当たっては一悶着あったらしいのです。
富士山の裾野の清流を活かそうと、この地にニジマスが持ち込まれたのは大正時代なのだそうで、つまり外来魚なわけで、地域固有の生態系保全を重視する立場から異論が呈されたようです。
でも、それなりの年月を経て、地域の特産品・観光資源になっているのですから、ヤミ放流バスと一緒に論じられたのでは、ニジマスも可哀相ですよね。
ま、それはさておき、食しましたのは\4,200の定食で献立は左のとおりです。
胃のマヨネーズ和え、メフン(何物なのか訊きそびれたので後で調べたら腎臓の塩辛のことでした)といった内臓系先付、テリーヌ、土佐造り、洗い、押し寿司、カマ炊き、きのこクリーム煮包みフライ、アラ汁と、まさに鱒尽くし。まんぞく まんぞく。
私が東屋で昼寝している間に、すぐ近くの「猪之頭(いのかしら)公園」の釣堀で父が3尾のニジマスを釣り上げてました。これが、塩焼きで夕食のメインディッシュになったのは申すまでもありません(^^)。両親の家で食事を御馳走になったのも久しぶりのことでした。
ちなみに、この日は少し寒気が入って肌寒いくらいだったのですが、そのためもあってか、5月末にしては珍しく、すっぽりと雪の帽子をかぶった富士山がとても綺麗でした。
父のナビ付き「小さな高級車」に乗っていったこともあり、全路程を父に運転させたのですが、ATのS(スロープ)ポジションを積極的に使って加速・抑速する、古稀を過ぎた父のドライヴィングを見て安心しました。両親共に元気なのは、子としてはとても喜ばしく、有難いものだと、しみじみ感じます。
「鱒の家」webサイト:http://www.masu-no-ie.com/
6/6追記:隣接する静岡県水産試験場・富士養鱒場についての御紹介があります。
http://blog.goo.ne.jp/sztimes/e/917da595a3d3384cb2f879aaa8b61d6b