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2018年8月 7日 (火)

何でも出来る

「なんにもない ということは 何でも出来る ということ」なのだそうです。
私は、逆の意味で、この言葉が

すとん

と落ちるのです。

なんでも出来る ということは なんにも出来ない ということ。

十数年前。私は、全く未知の仕事を担当することになり、不安に駆られながら、用事があって本社へ出掛けました。
たまたま、そのまた数年前に1年足らずお世話になった元上司と立ち話。

「この歳で、初めて○○の仕事を担当するんですよ」
「だぁいじょうぶ。あんた、なんでも出来るじゃない」

そう。
何でも出来るような気がした。自分はオールラウンダーなのだと思った。
でも、 それは幻想というか根拠無き信念というべきか。
その後、10年程の間に、何回か転勤し、病気長休も経験した。
その頃から、得意分野を押し出すように…と上司からしつこく言われるようになった。私は、何となく反撥する気持ちがあって、
「砂場で深い穴を掘ろうとすれば、必然的に穴の口は広くなる」
とか何とか言い回った。でも、その上司はしつこく、親切だった。得意分野が明確でない社員は「売りにくい」、つまり、本社の人事にアピール出来ず、今後の人事異動で不利に働く、というのだった。更に云えば、オールラウンダーだのジェネラリストだのは、本社で出世する少数の人達に求められるもので、私には無関係だということらしかった。

何でも出来る ということは なんにも出来ない ということ。

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