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2010年2月 5日 (金)

「進退は自ら決めるべき」の誤解

不祥事件が起きて、主として政治家に疑惑の眼が向けられると、その政治家自身が居直って、或いは周囲の人間が、「進退は自分で決めるべきもの(なので他人に容喙される筋のものではない)」という趣旨の発言をすることがあります。

しかしながら、高杉良『小説 日本興業銀行』には「出処進退は云々」という場面が何回かありますが、これを読むと「出処進退は自ら決すべし」の趣旨は、

「辞めるべきなら、他人から『辞めろ』と言われる前に辞めろ」

というニュアンスであることが分かります。辞めるか辞めないか、優柔不断で決意できないのも、自分自身で出処進退を決めかねているわけで、駄目です。

今の私は、住宅ローンがあと27年残っているので、きっと恥も外聞も無く、社員の椅子にしがみついてしまうでしょう。心の中では、出処進退は私心を持たずきれいにしたい、と思っているのですが…どうでしょう?

追記:これを書いている間に、朝青龍引退届提出のニュースが入ってきました。理事会でどういうやり取りがあったかは知る由もありませんが、最低限の仁義は切ったのでしょうか。

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