お相撲好き❤️とりあえず
私、1年近く、更新していなかったのねぇ…
目下、大相撲本場所のさなか。八百長はあるのが普通、それが本質、などと言われつつ、NHKのほぼ独占コンテンツでもあり、民放TV番組を視ることが少ない私には、2か月に1回の祝祭空間。ただし、日本相撲協会が公益認定されているのは異様。公益認定がないと「国技」館は没収される可能性があるとか。先々代の春日野親方には申し訳ないですが、没収されてよし(借り賃払えるでしょ)。
さて、今場所も既に後半。帰ってきた照ノ富士、8連勝で勝ち越しを決めたところが、9日目で明生に金星配給。前半の翔猿、宇良、錦木と嫌らしい人達(すごいな(゜゜;)この3連戦)に取りこぼさなかったので、これはと思いましたが、明生は立合いで当たり勝ち、徹底的に動き回って、照は明らかについていけなかった…
負け越し続きで、だいぶ下まで落ちた御嶽海。大好きとまでは言えないのですが、木曽の出なので応援しています。ここまで落ちれば、気楽に相撲を取れるかなと思っていたところ、ここまで3敗に抑えて、久しぶりに勝ち越せるかしら。9日目は宇良(花の平成4年度組同士ね)に立合いの当たりを正面から受け止められて、これはマズいと一瞬思いましたが、宇良が引いたところにつけ込めた。前日(8日目)は、真っ直ぐ当たればよいものを、立合いに左変化、そこを阿武咲に対応され(恐らく見切られていた上に、変化のモーションが大きい割に回り込む角度が足りなかったのでは)、自分の体が崩れたところに渡し込みを喰らう自爆…翌日に尾を引かなかったのは幸いでした。
御嶽海と同じく大関陥落組の高安は、大関リトライはさておき、優勝未経験で、勝ち星を伸ばした場所で優勝への執念を感じさせることがあるのに対して、御嶽海は優勝3回、モチベーション又はインセンティブがちょっと足りないのでしょうか。
御嶽海も貴景勝も、叩き落としや突き落としを狙って、苦し紛れに引くと典型的な自滅コース。失礼ながら、さほど器用な相撲は取れないのですから、小細工なしの前進あるのみで良いと思うのですが、ああ、貴景勝の9日目は、錦木にがっちり組み止められ、抵抗の術なく真っ直ぐ後退→押し出し。生命線の立合いで優位を作れないときは、突き押し(のみ)相撲の限界というべきか…
そういえば、金星の明生にしても、前日に御嶽海を沈めた阿武咲にしても、平幕中位に甘んじる実力・実績ではないと思うのですが。滞留気味の関脇・小結、誰か早く大関に上がって、席を空けておあげよ。
前日(8日目)は、NHKの人気番組『大相撲どすこい研』の出張、MC今田耕司がゲストで、立合いのスピードと当たりの衝撃力を数値で見せる良い趣向。正面解説にも理屈の多い白鵬(宮城野親方)を配して万全。「理屈が多い」というのは貶している訳ではないです。引退からあまり時間も経っていないから、現役連との対戦経験も貯金になっていますし、元々口がよく回る人なので、解説は面白いです。それにしても、衝撃力は400kgf近いのねえ。運動エネルギーは(1/2)mv^2ですから、軽量力士でもスピードを上げれば立合い負けしない理屈ですが、言うは易し行うは難し。なるほど、よく言われるように、15日間ガチンコでは壊れるのも無理はないと改めて思いました。